米アップルの「iPhone 12」が発表され、2020年10月16日から予約受付開始、10月23日発売と決まった。
新型iPhoneの発売日には、徹夜組も含め熱心な多くの客がいつも販売店に並ぶ。ただ今回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響がある。大手携帯4社と家電量販店2社に店頭での対応を聞いた。
「密にならないよう」「行列ができた際には声掛けも」
NTTドコモの広報担当者は「なるべく行列ができないように動く」と回答。顧客側にオンラインでの購入を勧め、「来店する際は来店予約」を推奨するという。店頭に行列ができた場合は、「人同士が密にならないように対応する」とのことだ。
ソフトバンク広報担当者は、そもそも平時から「ショップ来店時には原則予約してもらう」のが現状だと説明した。今回の「iPhone 12」発売についても「その原則を踏まえて対応」し、行列ができた際には「声掛けをすることも考えている」という。KDDIの広報担当者も同様に「来店時には予約」を推奨するとし、店頭での行列をなるべく作らないようにするとのことだった。
大手家電量販店にも聞いた。ヤマダ電機の担当者は、現時点では「『iPhone 12』をどういう形で販売するかも含めて未定」と回答。一方、ビックカメラ広報担当者は、
「数年来、新iPhoneの発売の際は多数の購入客が1度に集まることがないよう、購入予約は店頭だけでなくウェブ上でも受付を実施しています。また、商品の受け渡し時間も分散させています」
と答え、「『iPhone12』の予約時も同様の対策を取る」と話した。