「GoToトラベルの偽クーポンが出回っている」とのうわさが、ツイッター上で流れている。国の観光支援策「GoToトラベルキャンペーン(以下、「GoTo」)」の一環として旅行会社などから旅行者に配布される、「地域共通クーポン」。旅行代金総額の15%相当額となる。
偽物は、大阪市や堺市近辺で出回っていたとの情報だが、真相は不明だ。J-CASTトレンドは大阪・堺両市の警察署に取材した。
「偽造防止策はきちんと講じています」
ツイッターに「偽クーポン」として投稿されていた画像は、デザインや文字のレイアウトなどはうり二つだが、クーポン券上部にうっすらと「COPY」の文字が浮き出ている。ただ、いつ、どこで、どのように使われ、見つかったかという詳細な情報はない。
取材に応じた大阪府堺警察署(堺市)の担当者は、「堺市で偽クーポンが出回っているという情報は今のところ確認していない」と回答。また、大阪府警察本部(大阪市)に聞いてみたところ、「そういった事例の報告があったか否かの情報も含めて、回答は差し控えさせていただきたい」とのことだった。
次に、GoToトラベル事務局(東京都千代田区)に話を聞いた。
事務局担当者も、「偽クーポン」については同様に「報告があったかどうかも含めて回答は控えたい」。一方で、「地域共通クーポン」の偽造対策は行っていると話す。
「『地域共通クーポン』の券に隠し文字を入れるなど、偽造防止策はきちんと講じています」
ただし「詳細はセキュリティー上の観点から伏せさせていただきたい」とコメント。万一、偽造品と思われるものを発見した際には「速やかに事務局にご一報ください」と協力を呼び掛けた。