秋の味覚サツマイモ。毎年この時期、スーパーやコンビニエンスストアにはサツマイモを使ったスイーツや菓子が登場する。
そんな中、ツイッター上で「炊飯器で焼き芋が作れる」、「しかもおいしい」と話題だ。炊飯器にサツマイモと水を少量加えて「炊飯」するだけで、簡単に出来上がるという。J-CASTトレンドの記者も、早速作ってみた。
サツマイモ、水、炊飯器のみ
焼き芋を自宅で作る場合、新聞紙とアルミホイルでしっかり包み、オーブントースターやストーブなどで加熱調理するのが一般的だ。火の通り具合を見つつ、途中でサツマイモをひっくり返してさらに加熱するなど、意外と手間がかかる。
炊飯器に「全てお任せ」できるなら画期的だ。ツイッターで、あるユーザーは「いやほんとカンタンすぎて申し訳ないんだけどオススメです」と、そのレシピを投稿した。実際にレシピサイト「クックパッド」を見てみると、複数の人が炊飯器で焼き芋が作れる、と紹介していた。
用意したのは
・サツマイモ(今回は2本) ・水 ・炊飯器
この3つのみ。
調理方法も極めてシンプルだ。サツマイモをよく水洗いし、炊飯器の底に付くように並べる。記者の炊飯器は小型だったので、小さめのサツマイモ2本でいっぱいになった。そこに、水を200ミリリットル程度加える。水分量の多いねっとりとした焼き芋を作りたい場合は、さらに水を足しても良さそうだ。
あとは、コメを炊くのと同じように「炊飯」のスイッチを押すだけ。炊飯器には玄米など様々なモードがあるが、通常の白米を炊くのと同じ要領で良い。
驚くほどにしっとりねっとり、甘い
炊飯を押してから1時間ほどで、部屋に甘い香りが漂い始めた。そこからしばらく待つと、完了の音が鳴った。
ふたを開けると、本当に焼き芋が完成していた。しっかり均等に火が通っていて、サツマイモの蜜が外にあふれているほど。しかし、焦げておらず炊飯器にもこびりついていない。すごい...。炊飯器から取り出して表面を触っただけで、焼き芋のしっとり具合が伝わった。
半分に割ると、写真のとおり見事にきれいな色に変わっていた。炊飯器で放置しただけだが、出来上がった焼き芋は驚くほどにしっとり、ねっとりしており、とても甘い。記者が自宅でこんなにおいしく作れたのは、初めてだ。
ひっくり返す手間もなく、誰でもあっという間に作れるレシピだった。