あらゆるゲームが揃う「ハブ」のような場を目指して
ジー・モード取締役で「G-MODEアーカイブス」のプロデューサー・竹下功一氏は取材に、「失われゆく、全てのアプリを救う」思いでプロジェクトを推進していると語った。
「アーケードゲームや家庭用ゲームだけでなく、フィーチャーフォンアプリゲームにも多くの人の心に残り続ける名作がいくつもあります。例えば『フライハイトクラウディア』については復刻前に『また遊びたい』という声を、問い合わせメールやツイッターで数多く受け取っていました」
同作は15年以上前に誕生したゲームだが、「今なお人気があると感じた」という。続編の2や3と共に「G-MODEアーカイブス」を支える、売れ筋タイトルだ。
竹下氏によると「G-MODEアーカイブス」は、2022年3月までに計100タイトルの配信を見込んでいる。現在は自社の開発タイトルを配信するのみだが、ゆくゆくは「他社が作ったゲームもアーカイブスに加えたい」と意気込む。目指すのは「あらゆるゲームが揃う、『ハブ』のような役割を果たす場」。かつて生み出したゲームが現代の最新ハードでも遊べるよう、移植方法を模索するメーカーとも強力に連携していきたい考えだ。