東京ディズニーランド(TDL)に史上最大規模の開発エリア(以下「新エリア」)が2020年9月28日、オープンした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で長期休園していたこともあり、当初予定の年4月15日から約5か月半遅れた。
報道陣向けに公開された、TDLの新エリアを体験した。
日本オリジナルのアトラクション
新エリアの中でも圧倒的な存在感をみせるのは、高さ約30メートルの「美女と野獣の城」だ。新しく導入された、映画「美女と野獣」をテーマとした日本オリジナルのアトラクション、"魔法のものがたり"は、この城の中で体験する事ができる。
映画の中で、ベルが城を訪れたのと同様、門を入り、石橋を渡り、冷たく閉ざされた野獣の城を目指す。城の中では、ソーシャルディスタンスの目安を書いた絵を持つスタッフの指示に従い、並ぶ。
豪華な装飾や映画に出てくるキャラクターが所々に現れ、城を歩いているかのような感覚でベルと野獣がいる場所へと誘われる。
映画の音楽に合わせて動く、最大10人が乗り込める魔法のカップに乗り約8分間、名シーンをめぐるこのアトラクションは、まるで映画の中に入り込んでいるかのよう。
魔法のカップは2~3人ごとに飛沫感染予防のパーテーションが付けられている。城内、至るところにアルコール消毒液が置かれており、感染対策もしっかりと取られている。
美女と野獣の新エリアでは、アトラクションの他にも映画に出てくるシーンを再現した風景やレストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」、商品施設「ビレッジショップス」があり、物語の中に入り込める楽しさを実感できる。なおトイレも「美女と野獣」の村がデザインされている徹底ぶりだった。