珍マナー「お辞儀ハンコ」の実情 テレワーク普及で「印鑑いらない」強まるなか  

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悪しき風習「どんどん通用しなくなっていく」

   今後、ハンコ文化自体が無くなれば、お辞儀ハンコの習慣も消えそうだ。ただ、ウェブ会議ツール「Zoom」で、日本企業が「上司を画面の上座に設定したい」という要望を出したという話もある。もしかしたら、お辞儀ハンコに代わる新たな「風習」が生まれるかもしれない。

   J-CASTトレンドは、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに取材した。お辞儀ハンコは、

「決められたルールでも何でもない謎マナー」

   と断言。コロナ禍を経たこれからの社会では、これまで当たり前だと思われていたこうした悪い意味での「日本人的な風習」は、どんどん通用しなくなっていくと語った。

「情報発信が容易になったことで、現在はネット上で色々な人たちが様々なマナーを生み出しています。それらを盲目的に取り入れるのではなく、自分が『良い』と思ったものだけ実践すればいい。ましてや、他人に強制するようなものでもありません」

   西出さんは今回のコロナ禍を、日本人がお辞儀ハンコのような風習から脱却する、ある意味では「良いチャンス」と話した。

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