「ヨーグルッペ」が謎のゲームを作っている──。デーリィ南日本酪農協同(宮崎県都城市・以下、デーリィ)が販売する乳酸菌飲料「ヨーグルッペ」のパッケージQRコードを読み込んだところ、特設サイトに移動してゲームがプレイできたと、ツイッターで報告があった。
これは、「ヨーグルッペ」発売35 周年を記念してデーリィが2020年9月1日から配信している宝探しゲーム「ヨーグルッペトレジャー」だ。ゲーム内で宝箱を探し当てると抽選で豪華景品が当たるキャンペーンに応募できる。ツイッターでは「楽しくて1時間ずっとやってた」などと好評だ。
フィードには全部で100個の宝箱が
「ヨーグルッペトレジャー」は、デーリィ本社のある宮崎県の形をモチーフにした世界「ミザヤキ」が舞台の宝探しゲーム。プレイヤーは、PC やスマートフォンで主人公「ヨーグ・ルッペ」を操り、フィールド上に埋まる全部で100個の宝箱を見つけていく。
記者も実際にゲームをプレイしてみたが、まず驚くべきはそのフィールドの広さだ。面積にして1152万4800平方メートル相当(ゲーム内キャラを実際の人間とした場合の換算)と超広大なため、ただ歩き回るだけでも大変だった。
加えて、宝箱を探すためのヒントも「宝箱の付近に近づいたら画面上に表示される『!』マーク」や「フィールド上のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のセリフ」くらいで、あとは1マス1マス地道に調べていくしかなかった。シンプルなゲームシステムながら、なかなか歯ごたえのある難易度となっている。
宝箱には、抽選で現金が当たる「黄金の宝箱」、ヨーグルッペの商品・グッズが当たる「普通の宝箱」、ヨーグルッペシリーズの商品情報などを閲覧できる「木の宝箱」の3種類がある。
「『ヨーグルッペ』のさらなる認知拡大のために」
J-CASTトレンドがデーリィに電話取材をすると、企画営業部の担当者は「『ヨーグルッペ』のさらなる認知拡大」のために、「幅広い年齢層の人に受け入れられそうだということで『ゲーム』という形をとることにした」と、制作の背景を語った。
「ゲームの配信自体が宣伝になるほか、ゲーム内の宝箱の中にも『ヨーグルッペ』の認知拡大に繋がるいろいろな情報を入れているのがこだわりです」
配信は2020 年10月31日まで。キャンペーン期間終了後に抽選を行ったのち、当選者にはメールもしくはツイッターのダイレクトメッセージで発表される予定だ。