女優の竹内結子さんが2020年9月27日死去した。突然の訃報だ。ツイッターを見ると、竹内さんが過去に出演したドラマや映画タイトルを挙げ、思い出と共に振り返ったり、「おすすめ」するつぶやきが多く見られる。
芸能・エンターテインメントのランキングを中心に扱うサイト「ランキングー!」が2019年2月7日、10~60代の男女1万5806人に「印象に残っている竹内結子出演ドラマ」をアンケート調査していた。改めて振り返ってみよう。
「2000年代フジ」の人気強し
ランキングのトップ10は以下の通りだ。カッコ内は記者が付記した放送年と放送局。
第1位: ストロベリーナイト(2012年/フジテレビ)
第2位: ランチの女王(2002年/フジテレビ)
第3位: ムコ殿(2001年/フジテレビ)
第4位: プライド(2004年/フジテレビ)
第5位: ダンダリン 労働基準監督官(2013年/日本テレビ)
第6位: 薔薇のない花屋(2008年/フジテレビ)
第7位: A LIFE~愛しき人~(2017年/TBS)
第8位: 白い影(2001年/TBS)
第9位: イノセント・デイズ(2014年/WOWOW)
第10位:ミス・シャーロック(2018年/日本テレビ)
4位までをフジテレビが独占する結果になった。ツイッターを見ても特に1位、2位への人気が高く、著名人も次のように思い入れのある作品をつづっている。
「『ランチの女王』『ストロベリーナイト』など好きなドラマがたくさんある」(お笑いコンビ「NONSTYLE」の井上裕介さん)
「『ランチの女王』『不機嫌なジーン』『薔薇のない花屋』『夏の恋は虹色に輝く』『ストロベリーナイト』。忘れがたい作品は、やっぱり00年代のフジテレビのドラマに集中している」(映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さん)
芸能界に政界、スポーツ界からもコメントが
テレビドラマだけでなく、映画にも数多く出演していた竹内さん。さまざまな業界の著名人が、好きな作品名をツイッターで紹介しながら冥福を祈っている。
例えば前原誠司衆院議員は「『黄泉がえり』。大好きな映画です」、サッカー元日本代表MFで解説者の福西崇史さんは「映画『いま、会いにゆきます』で涙した...」とそれぞれツイート。ゲーム製作会社「サイバーコネクトツー」の松山洋代表取締役社長も、2004年映画化の「いま、会いにゆきます」に言及し、
「たぶんこれからも定期的に何度も何度も『いま、会いにゆきます』だけは観返すと思うのでまた画面の中でお会いしましょう」
と書きつつ、「ショックすぎて熱出そうですが」と悲しみをにじませていた。
お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんの妻で「タイタン」の太田光代社長は、竹内さん出演作品で「好きだったものを考えてみた」と、映画三作をセレクトした。2011年公開の「僕と妻の1778の物語」、豪華女優陣6人が昭和から平成の時代を生きた女性を演じるオムニバスストーリー「FLOWERS」、三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」シリーズの第1作「春の雪」だという。