FF14「新生」させた仕掛け人に全幅の信頼
吉田氏の身を案じながらも、「吉田なら16買いたい気がする」とラブコールを送るユーザーも少なくない。昨今のファイナルファンタジーシリーズの出来映えに難色を示している人や、そもそもPS5を買う予定はなかった人も、吉田氏がプロデューサーならば「購入検討しようか」とのツイートが複数見られ、吉田「なら」と強調するフレーズが目立つ。というのも吉田氏は、FF14を「新生」させた仕掛け人として知られているからだ。
2010年にサービス開始したFF14には当初、厳しい評価を受けていた。同年12月10日にはスクウェア・エニックスの和田洋一社長(当時)が「お客様からファイナルファンタジーとしてご期待いただいている水準に達していないと、深く反省するとともに、心よりお詫び申し上げます」と公式に謝罪する事態に。その際に行われた開発体制の変更で、吉田氏はプロデューサー兼ディレクターに就任し、立て直しを図ってきた。
このため「14と16の掛け持ちは大変だと思うけど体に気を付けて頑張って」と鼓舞激励する声が出ている。ただ、重大なプロジェクトを同時に2つ背負う「尋常でない仕事ぶり」に対し、吉田氏は「ただの人ではない」といぶかる人も。実はアンドロイド説、分身作れる説、クローン説・・・。さらにFF14内に登場する、大いなる力を秘めた「蛮神」や、漆黒のローブと禍々しい仮面に身を包んだ謎多き存在「アシエン」なのではないかと、諸説入り乱れている。