「Twitter効果で車が売れた」。車検や自動車販売、カー用品販売などを手がけるキムラユニティー(名古屋市)のツイッターアカウント「キムラユニティーグループ@SNS担当」が2020年9月10日、投稿で喜びを爆発させた。
同社の運用担当者はJ-CASTトレンドの取材に、「10月で運用歴4年になりますが、こんなケースは初めて。青天のへきれきだった」と語った。普段通りのツイートが100万円を超える大きな商売につながった背景を、詳しく聞いた。
ツイッターの目的「まずは社名を知ってもらう」
発端は9月9日、毎日昼頃行っている宣伝ツイートだ。いつもの作業で、一人のフォロワーが店舗へ足を運び、車を購入するという成果につながった。
「まさに急展開で、何が起きたかわかりませんでした(笑)。9月9日に投稿したツイートを、あるフォロワーが引用RTで取り上げ、新車・中古車検討について質問してくれたので、こちらも引用RTやリプライで事実をそのまま返答し、気軽に相談しにきてほしいと伝えたんです」
担当者は経緯をこう説明した。今回、車を購入したフォロワーは「これまでにお取り引きのない方」。同アカウントがことし7~8月にかけて「岐阜県関市のメガネ専門店 Eyewear shop ami」の公式ツイッターアカウントとコラボキャンペーンしたことがきっかけで「新たにフォローしてくれた人ではないか」と見ている。
「こうした成功例が今後増えていってくれれば嬉しいですが(笑)、額が額ですので、どうしても高い買い物になる。ツイッターですぐに利益面の成果が出るわけではありません」
担当者はこう前置きしたうえで、続けた。
「運用の主目的は『社名を知ってもらうこと』です。必要な時に『こんなところあったな』と候補の一つとして思い出してもらうとともに、実際の購買行動につなげる後押しを、これからもコツコツしていきたいです」