コロナ禍による筋力低下を防ぐ 「自宅で筋トレ」効果を十分得るためには

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   森永製菓(東京都港区)は2020年9月7日、コロナ禍における「筋肉ダウン」問題と、トレーニングで筋肉が効率的につかない状況に陥る「筋トレロス」問題への提唱として、「筋力トレーニングと栄養成分」に関するオンラインセミナーを実施した。

   立命館大学スポーツ健康科学部の後藤一成教授が登壇し、「筋トレロス」のメカニズムや対策方法を紹介した。また、森永製菓が特許を持つ抗酸化成分「Eルチン」の筋肥大への作用について、同社のこれまでの研究結果を交えながら紹介された。

  • 自宅での筋トレの頻度「増えた」が8割強
    自宅での筋トレの頻度「増えた」が8割強
  • タンパク質(プロテイン)単体摂取時と、Eルチン同時摂取時との下肢筋肉量の比較
    タンパク質(プロテイン)単体摂取時と、Eルチン同時摂取時との下肢筋肉量の比較
  • セミナーで講師を務めた立命館大学の後藤一成教授
    セミナーで講師を務めた立命館大学の後藤一成教授
  • 自宅での筋トレの頻度「増えた」が8割強
  • タンパク質(プロテイン)単体摂取時と、Eルチン同時摂取時との下肢筋肉量の比較
  • セミナーで講師を務めた立命館大学の後藤一成教授

半数以上が筋力の低下を感じている

   森永製菓は2020年7月8日~13日、週3回以上トレーニングを行っている男女600人を対象に、筋トレにおける実態と課題についての調査を行った。まず、「コロナ禍で、自宅での筋トレ頻度が増えましたか?」という質問。「増えた」が28.8%、「やや増えた」が54.5%と、8割以上が自宅筋トレの頻度が増加したと回答した。

   また、「コロナ禍で筋力が低下したと思いますか?」には、「低下したと思う」が24.9%、「やや低下したと思う」が31.7%と、全体の半数以上が筋力の低下を感じている結果になった。

   後藤教授はこの現象の大きな要因として、「コロナ禍による身体の活動量の低下」を挙げた。筋肉の不使用は「筋肉量および最大筋力を低下させる」ことが、様々な研究結果からも明らかになっているという。

「コロナ禍によって自宅で筋トレをする人も増えたかと思いますが、これにはリスクもあります。自宅で1人でトレーニングをする場合は、筋肉や身体の疲労の程度をしっかりと把握しながら行わないと、酸化ストレスが高まって本来得られるはずのトレーニング効果を十分に得られない、『筋トレロス』の状態に陥ってしまうこともあります」

抗酸化物質「筋肉ダウン」「筋トレロス」対策に期待

   後藤教授は、望ましいトレーニング効果を得るには「科学的根拠に基づいた」正しいトレーニング方法を身に着け、運動後には炭水化物やタンパク質といった適切な栄養を速やかに摂取するよう述べた。さらに、タンパク質と一緒に抗酸化物質を摂取すると、「筋肉痛の軽減や更なるトレーニング効果の獲得」が期待できるとする研究があると説明した。

   抗酸化物質の例として、森永製菓が特許を取得している「Eルチン(酵素処理ルチン)」を紹介。ルチンは、そばなどに含まれ、これを酵素処理した「Eルチン」は一般的なルチンと比べて体内利用率(摂取した成分がどれくらい体内に取り込まれるかの割合)が45倍になっているという。

   筋力トレーニングを行う際には、この「Eルチン」を効果的に摂取することで「筋肉ダウン」や「筋トレロス」対策として期待できるほか、タンパク質の働きを強め、更なる筋力アップ効果も見込めるとのことだ。

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