面識のない居酒屋アカウントから驚きの...
ツイッター運用上のモチベーションは「自分が仕事で関わった、我が子にも等しい商品たちが世に広まり、多くの人に喜ばれること」。生の声を日々探し、開発やデザイン業務へのヒントとして吸収している。
「ツイッターは『フォロワーが主役』です。そのため通知は切らず、アカウントに届く情報はよいことも悪いことも、全て目を通しています。DMも解放しており、さまざまな相談を受け取っています。会社への問い合わせフォームでも、ご意見の受け皿でもありませんが、困っているフォロワーのため、できる限り力になりたいと思っています」
ツイッター上での企業同士の出会いから生じる「化学反応」も楽しみの一つだ。最近では、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の公式ロゴマークに「似ている」と話題になったキャラメルコーンのアカウントが「ボク、なんか話題になってる・・・」とツイートしたところに、「トレンド入りしてたね」と初リプライした。するとフォロワーから「ここがはじめましてとは驚き」と反応が寄せられ、「企業間の何気ないやりとりや、出会いを楽しんでもらえる面白さ」を再認識したという。
「他社公式アカウントとの『初絡み』と言えば、特に印象に残っている相手は居酒屋・つぼ八です。18年11月に浅草駅前から(東京)スカイツリーを撮ってツイートしたら、突然『見切れる我が社』と引用RTしてきてびっくり! 写真左にあったつぼ八の本社ビルが、一部見切れていると冗談めかしてクレームを入れてきたんです(笑)」
この出会いを通じ、つぼ八主催の企業アカウント対抗ミニ四駆大会「つぼ八カップ」への出場をはじめ、多くの他社アカウントとの縁に恵まれた。担当者は「『やらぬ後悔よりやる後悔』の精神。これからもフォロワーと一緒に楽しむ心を忘れず、何にでも前向きに挑戦していきたい」と語った。