「ツイッターって『打算だけじゃない』」
この快挙をほほえましく見守るベテランツイッター担当者がいる。天然醸造のしょうゆや、もろみ、酢の製造・販売会社こむらさき醸造(兵庫県朝来市)だ。安本産業と同じ「地域に根差したしょうゆ会社」として、「同業社として、地方のしょうゆ屋さんが注目されることはうれしいこと!」と8月28日に祝福ツイートした。
この担当者は、ツイッター運用歴4年。J-CASTトレンドが取材すると、安本産業のツイートを「『フォロワーを増やしたい』ではなく、『フォロワーが40人もいて嬉しい!』という純粋な思いを強く感じます。『初心』を一言で表す内容だった」と評し、こう続けた。
「当社の商品は全国的に置いているものではありません。ですから私もアカウント開設当初は日々壁に向かってしゃべっているような気持ちでしたし、反応をもらえたら『奇跡』でした。フォロワーが増えると、『地元以外にも商品を知ってくれている人が少しずつ増えているのだ』と感じ、本当に嬉しかった。その頃の自分を思い出します」
そのうえで「ツイッターって『打算だけじゃないな』と改めて思いました」としみじみ語った。
同時に、「あっという間にフォロワー数を抜きさられたことは衝撃だった」と刺激を受けているようだ。
「運用開始間もないアカウントが広告やプレゼントキャンペーンではなく、普通のツイートを介してこれほど多くのフォロワーを一挙に獲得した例は私が知る限りでは、ないです。本当にすごい!見習いたいです」