カリフォルニアの山火事は落雷のようだが
複数の報道によると、米カリフォルニア州の山火事の原因は、自然現象である落雷と推測されている。一方で、日本で山火事が起きた際、その原因の多くは気候や自然現象ではなく「人の不注意」だ。
林野庁によれば、14年から18年に発生した山火事の原因は、「たき火」が29.9%と最も多かった。その後「火入れ」(17.1%)、「放火(疑い含む)」(9.3%)、「たばこ」(5.3%)と続いており、どれも原因は人間だ。逆に、日本では落雷などの自然現象が原因になることは、まれだという。
山火事のほとんどが人のちょっとした火の取り扱いの不注意で発生していることから、同庁は「枯れ草等のある火災が起こりやすい場所ではたき火をしない」、「火気の使用中はその場を離れず、使用後は完全に消火する」、「たばこは指定された場所で喫煙し、吸いがらは必ず消すとともに、投げ捨てない」と注意喚起している。