台風に豪雨で車が水没、取り残された ガラスを割るハンマーない場合の脱出法

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ドア内外の水圧差が少なくなると開けられることも

   国土交通省が運営するサイト「自動車のリコール・不具合情報」では、「水中に転落したときの脱出方法」を紹介している。

   これによると、水没したら、窓が水面より上にあるうちに、シートベルトをはずし、窓ガラスを開けて脱出する。電動式窓ガラスでも開かないとは限らないため、とにかく開けてみることが大切だ。

   しかしハンマーがなく、ガラスが割れず、窓から逃げられない場合は、ドアを開けて脱出するしかない。車内に水が流れ込み、ドア内外への水圧差が少なくなると開けられるそうだ。状況を考えると、心理的にはかなり怖いと思われるが、

「車室内の水面が胸か首にくるまで待ち、大きく息を吸い込んでからドアを開け脱出します」

とある。

   中古車検索サイト「グーネット」も、公式サイト上で「車が水没した時の対策と対処法」を紹介している。

   車が深く水没し、ハンマーを積んでいない場合は「てこの原理」を利用するよう勧めている。背もたれの上部の枕状の部分「ヘッドレスト」を取り外し、そのシャフト部分を窓ガラスの隙間に差し込み、てこの原理で手前に引くと、窓ガラスが割れるという。

   しかし、どの場合であれ、万一に備えてハンマーを常備しておくに越したことはない。

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