連日の猛暑でも、外出時にマスクは欠かせない。では、その色には注意を払っているだろうか。ツイッターには「黒マスクは体感暑い気がするから夏は白マスク」、「暑い日に黒マスクは余計に暑いよね」との書き込みがある。
白と黒のマスク、実際に暑さの感じ方は異なるのか。J-CASTトレンド記者は2020年8月26日、それぞれ着用して外を歩き、暑さの違いを体験した。
日陰なし、強い日差しの中で歩くと違いが
使用した白のマスクは、一般的な不織布の使い捨てマスク。黒のマスクはポリウレタン製で、繰り返し洗って使えるタイプのものだ。どちらも冷感機能はない。
まず、ビルが立ち並ぶ東京都内の主要駅周辺を、それぞれ10分ずつ着用して歩いた。気温は33度。白マスクで歩いた10分は、時折風が吹いたこともあり、じんわり汗が出てきたくらいだった。ただ、マスク内は蒸し暑い。休憩を挟み、次に黒マスクで歩いた。着けた瞬間ぴたっと顔に密着し、白マスクよりも息苦しさを感じたが、色が違うせいなのかは分からない。
白と黒のマスクで暑さの違いを感じたのは、日陰の無い歩道を10分ずつ歩いたときだ。この場所の気温は34度で、日差しが強烈だった。まず、黒マスクを着用すると、太陽の熱が顔にじりじりと当たる感覚がした。さらに、汗がマスクに張り付いて、窒息しそうな息苦しさを感じた。一方で白マスクは、じわじわマスク内が蒸れる暑さ。黒マスクのような焼き付ける暑さは感じなかったが、歩き始めて5分もすると、汗が止まらなくなった。
ただ、太陽を直接浴びながら外を歩き続けるのは、マスクの色に関係なく危険だと感じた。時折マスクを外して水分補給しないと、すぐにぐったりしてしまいそうだった。