藤井聡太「二冠」と「八段昇段」でブーム加速 本人監修の将棋ゲーム販売好調

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「探究」と筆で書かれた扇子に「転売禁止令」

   藤井フィーバーの波は「将棋グッズ」にも及んでいるのか。碁盤・将棋盤制作の三輪碁盤店(名古屋市)に昨今の販売状況を聞いた。

   担当者は「ここ最近というより、藤井二冠が七段に昇段した2年くらい前の方がよく売れました」と答えた。それまでは「囲碁8割~9割、将棋が1~2割」だった商品の売り上げが逆転したという。今の将棋グッズは当時に比べれば「3分の1」程度の売れ行きだそうだが割合に大きな変動はなく、依然として売り上げをけん引しているという。また、

「2年前は比較的購入しやすい、初心者向けの折り畳み式の将棋盤セットがよく売れましたが、最近は、より高価な将棋盤が売れるようになっています。かつて将棋を始めたばかりだった人たちが今なお指し続けていて、新たに本格的な将棋盤を買い求めてくれているのかもしれません」

と、ささやかな変化を感じていることを明かした。藤井二冠の誕生で将棋ファンがさらに増え、将棋盤の売れ行きもアップ、となるかもしれない。

   楽天市場にある「日本将棋連盟デジタルショップ」で展開中の「藤井聡太関連商品」のラインアップを見るとアクリルキーホルダー、湯呑、リングノートなどがある。「探究」と筆で書かれた扇子やオリジナル丸型缶マグネットが売り切れになっており、特に扇子はショップの商品ランキング1位の扇子は「転売用目的によるご購入はご遠慮ください」と太い赤文字で注意書きが添えられていた。人気のほどがうかがえる。

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