お盆休みも旅行できない首都圏民 代わりに「近場の観光地」が混んでいる?

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   本格的なお盆休みに突入したが、2020年は新型コロナウイルスの影響で、東京都をはじめ首都圏に住む人は遠方への旅行や帰省を取りやめる人が少なくない。

   一方「日テレNEWS24」8月10日付記事によると、「交通機関に目立った混雑は見られないが、首都圏の観光地などでは先週と比べて大幅に人出が増加したところもあった」。遠出できない分、近場の観光スポットで楽しもうというのだろうか。実情を探った。

  • 箱根・芦ノ湖
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新江ノ島水族館「はた目には混んでいると感じるかも」

   「日テレNEWS24」によると、例えば8月9日の観光地の人出は、前週と比べて江の島の海岸で12.6%、箱根で141.7%増加したという。

   伊豆箱根鉄道に、神奈川県箱根町の芦ノ湖で運行する「箱根・芦ノ湖遊覧船」の利用状況を取材した。総務部総務課の担当者によると、乗客数は「例年の半数程度」に留まっている。客同士の間隔も十分にとれており、混雑はしていないようだ。

   神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館はどうか。新型コロナウイルス感染予防として入場人数を制限していることに加え、入場前の待機時に懸念される熱中症への対策として、8月7日~16日は事前予約制をとっている。

   施設内にある、イルカ、アシカたちのパフォーマンスを披露する「イルカショースタジアム」も収容定員を通常の50%に制限中だ。ただ平時の混雑度を知らない人にしてみれば「はた目には混んでいると感じるかもしれない」と広報担当者は語る。また、施設内には一時的に「密」のようになってしまう場所もあるという。

「例えばコツメカワウソへのエサやりが始まると注目が集まり、混雑度が上がることがあります。『間隔を空ける』ことをステッカーでお願いしたり、スタッフが人との距離を空けるよう呼び掛けたりしています」(広報担当者)
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