首都圏が、連日のゲリラ豪雨に見舞われた。埼玉県では2020年8月13日午後、前日に続いて激しい雷雨となった。
ツイッターには「またかよ!」と悲鳴が続出した。2日続けての災難にうんざり、といったところだ。
「また自宅前と横の道が冠水」
「ゲリラ豪雨で冠水、トイレ逆流 Wi-Fiもさっきまで死んでた」 「めっちゃ雷落ちてるし冠水注意の情報も出てるんだけど大丈夫かこれ......?」 「また自宅前と横の道が冠水してる」
13日午後、ツイッターにはこのような書き込みが数多く見られた。ウェザーニュースによると、埼玉県内では雨雲が急発達し、とくに川口市では1時間に50ミリ以上の雷をともなう非常に激しい雨が降った。東京電力によると18時4分現在、川口市で約1380軒、越谷市で約2130軒が停電している。
東京都心でも大雨に。16時を過ぎたあたりからツイッターには「今、まさに新宿ゲリラ豪雨です」、「秋葉原来た途端に雷のゲリラ豪雨」、「スカイツリーに雷落ちた!」など、都内の大荒れの様子を書き込む人が大勢いた。
各地では雷も発生。JR常磐線は落雷の影響で列車に遅れが出るなど、鉄道に被害が及んだ。
初めは強烈な雷鳴、そして豪雨となった東京・板橋
埼玉県に隣接する東京都板橋区にも、強烈な雨と雷が襲った。まず、15時を過ぎた頃からごう音で雷が鳴り響くようになったが、この時点では雨は降らず曇り模様。だが16時過ぎ、突然豪雨となった。記者は区内にいたが、一瞬でびしょ濡れになったほどだ。
雷も強烈で、屋内から窓をのぞくだけで、光で室内がぴかぴかと明るくなった。外に出れば雷の音が全身に響き渡り、耳がおかしくなりそうなほどだった。この時間、道に人はほとんどいなかったが、タオルをかぶり、自転車を押しながら帰路につく男性の姿が確認できた。雨が降り始めてから15分程度で、道路には雨水が流れ出ていた。
しかし、「ゲリラ」というだけあって、17時過ぎには雷雨は落ち着き、あっという間に晴天に。太陽が顔を出して気温が上昇、セミの鳴き声が一斉に聞こえ始めた。