全国のスーパーやコンビニエンスストアでプラスチック製レジ袋が有料化されて、1か月余り。「NHK NEWS WEB」は、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの大手コンビニ3社でレジ袋辞退率が「70%超」となったと、2020年8月12日付記事で報じた。
コンビニ以外でのレジ袋辞退率はどうか。ビッグデータマーケティングのTrue Data(東京都港区)が、7月1日からレジ袋を有料化したドラッグストアにおける「レジ袋の非購入者率」を8月12日に公表した。
若者より中高年の方が買わない人多い
調査は、同社がデータ収集する延べ5000万人規模の購買情報(7月1日~19日)をもとに統計化したデータベースを用いて行われた。
期間中にドラッグストアで1度もレジ袋を購入しなかった来店客を示す「レジ袋非購入者率」は77.2%と、8割近くにのぼった。性別でみると男性67.0%に対して女性は80.3%と女性の割合が、また年齢別では若年層より中高年層の非購入者率が、それぞれ高い結果となった。年代別の詳しい数値は以下の通り。
20代 68.1%
30代 70.4%
40代 74.1%
50代 79.1%
60代 83.4%
70代 85.0%
80代 82.3%
同社は「出勤や外出のついでに買い物をする機会が多い若い世代が、常にマイバッグを携帯する生活様式が浸透すると、今後さらにレジ袋非購入者率が上がっていく可能性がある」と分析している。