夏の帰省、実家の近さによって考えに差 「感染広げたら怖い」けど顔を見たいジレンマ

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地方出身者の帰省に文句言うのは「おかしい」

   宮城が地元の男性は、電話で家族と連絡を取る予定だが、「親がちゃんと生きているか、電話越しでは伝わりづらい。でも、東京から地方に出るのはやはりリスクが高い」と、もどかしい様子だ。

   ただ、地方出身者が帰省することに文句を言うのは「おかしい」と話す。

「同居していたり、実家が居住地と近い人が、地方出身者の行動に口を挟むのはどうかと思う。彼らは帰省しても『同居しているから』『近所だから』という理由で世間的にはとがめられないが、これが地方出身者だとバッシングに変わる」

   さらに「同じ国内に住んでいて、家のある場所が違うだけなのに」と、吐露した。

   LINE(東京都新宿区)が運営するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が8月4日に結果を公表した「今年の夏休みの帰省事情」に興味深いデータがある。全国の15~59歳の男女を対象としたもので、調査全体での有効回答数は5252。

   「今年の夏休みに実家に連絡や訪問する予定はありますか」との質問に対し、普段、長期の休みなどに実家に帰省することがある3042人のうち44%が「帰省する予定」と回答した。また、帰省はせず「電話をする」(15%)、「LINEでメッセージを送る」(13%)、「ビデオ通話をする」(8%)といった方法で家族と連絡を取るのみに留める人も見られる。

   帰省する・しないにかかわらず、悩ましい夏休みになりそうだ。

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