岩手県出身者「初のコロナ感染」に何思う 「お盆は帰省しない」も「正直ほっと」

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もう「コロナは他人事」じゃない

   岩手県で感染者が出たという報道に、「特に驚きや、心理的なつっかえが取れることはなかった」と話すのは、現在東京都在住の男性。「そもそも感染者ゼロは一切信じておらず、たまたま検査結果陽性の人が出ないだけで、感染者は他県と同様にいると考えていた」ためだ。帰省したい気持ちは強くなっているが、7月に東京の感染者が増加したタイミングで諦め、岩手の実家の家族にも伝えていた。「今は我慢の時期」ととらえている。

「実家の家族とは頻繁にやりとりをしています。一番気にしたのは感染者が近所の人かどうか。両親には『見舞いに行けないから、とにかく体を大事にしてほしい』ことと、『外出は最小限にし続けるよう』お願いしています」

   岩手に住んでいる人たちの気持ちも聞いた。40代女性は「『感染者ゼロ唯一の県』というプレッシャーはありましたが『コロナは他人事』感も持っていたので、そうではなくなった事で恐怖を感じます」と、ウイルスの感染リスクがにわかに現実味を帯びたことへの不安を吐露した。

   もう一人、30代女性は「とうとう出たか、と思った。(感染者ゼロ唯一の県だったことについて)プレッシャーはなかったがある種の誇りみたいなものは感じていたので、残念だった」と明かした。東京在住の兄がいるが「今年は帰省しないのではないか」と話した。

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