レッド、グリーン、ブルー、イエロー、ライトブルー、パープル、ホワイト――。LEDで色とりどりに輝くマスクがあらわれた!
スマートフォンアクセサリーなどを手がけるスペックコンピュータ(福岡市)が2020年8月21日に発売する「illumi-ON イルミオン」だ。価格は税込2970円。きょう7月28日にゲーム情報総合サイト「ファミ通.com」が紹介すると、ツイッターには「ゲーミングマスク」がトレンド入りした。ところがこの「ゲーミングマスク」、商品名やスペックコンピュータの公式サイトには一文字も記述がない語句なのだ。
「一部の界隈」で使われている呼称!?
「ゲーミングマスクってなんでも光らせればゲーミングになるのか」
「光る機能があったら『ゲーミング』って言いたがる風潮が出来つつあるのはどうなんだ」
「illumi-ON イルミオン」について、こんなツイートを見かけた。「ゲーミング」に「LEDで光る」という意味はない。一方、ゲームで遊ぶ際に使う機器にはLEDが搭載されていることが多い。
ファミ通では、こう解説している。
「マウスやキーボードといったゲーミングデバイスにLEDを搭載した製品が多いことから、一部の界隈ではLEDで光るアイテムを"ゲーミング○○"と呼称する。冗談のようではあるが、愛好家が多いのもまた事実」
色鮮やかにLEDが光る「illumi-ON イルミオン」も、こうした風潮から「ゲーミングマスク」とネーミングされ、ツイッター上に広がっていったようだ。
「ただの光るだけの棒」=ゲーミング棒
他に「ゲーミング○○」と呼ばれる、少し変わったアイテムはないか。記者が探したところ、「ゲーミング光る棒」や「ゲーミング棒」と呼ばれる製品を見つけた。パソコンパーツ、周辺機器製造メーカーの米CORSAIR(コルセア)が発売した「iCUE LT100 スマートライティングタワー スターターキット」だ。
パソコンのRGB ライティングを拡張してくれる「タワー」で、モニターや壁の近くに置き、ゲームやメディアなどのコンテンツにシンクロさせて楽しむ。ただ、この商品自体に特段の機能はない。そのため、ツイッターでは、
「ゲーミング棒なるただの光るだけの棒があるらしく、しかも13000円以上もするらしくてバカ笑ってしまった」
「コルセアさん、無機能のゲーミング光る棒を130ドルで発売してしまう...w」
と、少々高額な点も含めて揶揄する声が出ていた。