世界的な服飾デザイナーの山本寛斎さんが2020年7月21日、急性骨髄性白血病のため死去した。享年76。山本さんの公式サイトが7月27日に発表した。
訃報を受け、山本さんが衣装を手掛けるなど生前親交のあった英ロック歌手の故デヴィッド・ボウイさんのフェイスブック公式アカウントが、若かりし頃の2人を収めたモノクロ写真と共に「RIP Kansai Yamamoto」と追悼メッセージを投じている。
2人の結びつきの強さうかがわせる「#BowieKansai」
「It is with much sorrow that we report the death of Japanese designer, Kansai Yamamoto, who passed away on 21st July, aged 76. Our thoughts and sympathies go out to his family and those close to him at this sad time.」
メッセージの全文だ。山本さんが「7月21日に76歳で亡くなられた」事実を、深い悲しみをもって伝え、山本さんの家族や近しい人々に「心よりお悔やみを申し上げます」と綴っている。投稿の最後には「#BowieKansai」と、山本さんとボウイさん2人の結びつきの強さをうかがわせるハッシュタグも添えられていた。
そして、山本さんがデザインした衣装をボウイさんが身にまとう姿。その名を「出火吐暴威」とインパクトのある文字で表現している。
ボウイさんは2016年1月10日、69歳でこの世を去った、その時には、山本さんがフェイスブックで追悼の言葉を捧げた。カメラに弾けるような笑顔を向けるボウイさんと、楽しげに抱き合う山本さんの仲むつまじい2ショット写真つきだった。
「寛斎の大切な友人の1人であるデヴィッド・ボウイ。心よりご冥福をお祈り申し上げます」
当時、こんな言葉を贈っていた。