孤独で不安、日記を書き看護師に相談
女性は「精神面」でも厳しい状況に追い込まれた。
「初めてのことなので不安しかないし、心細いけど家族はそばにいない。話し相手がいないと時間が余ってしまい、なぜかはわからないけど悲しくなることが多々ありました」
克服法は、こうだ。
「個室だったので写真や動画はいっぱい撮りましたし、赤ちゃんの成長の様子や自分の頑張りを残しておくために、日記を細かくつけました。退院後、夫に見せたら『すごくたくさん書いたね!』と喜んで、ほめてくれました。とにかく世の旦那さんには離れている間も奥さんをほめて、励ましてあげてほしい(笑)」
また、気持ちがふさぐ時は病院の看護師にサポートを求めることが重要だと語る。女性は「聞いてほしいことがあるが、いつならば都合が良いか」と前もって声を掛け、看護師の手が空いている時に相談に乗ってもらったり、マンツーマンで授乳のやり方を教えてもらったりした。「1人で抱え込まずに、頼れるものは何でも頼ることが大切。家族以外の第三者に聞いてもらうと、状況や自分の気持ちを客観視できます」と勧めた。