全国のスーパーやコンビニエンスストアでプラスチック製レジ袋の有料化がスタートし、半月が過ぎた。
ツイッターを見ると、レジ袋にまつわる「不満」、「想定外」エピソードが多い。有料になっていることを忘れていた人だけではない。利用客とレジ店員、それぞれどんな「困り事」があるのかツイッターで調査した。
「後ろに人が待ってる状態でマイバッグに納める」つらい
「レジ袋使わずに買った商品外まで持っていくとまわりから万引きしてるみたいに観られてそうでなんだかなって感じ」
「コンビニのレジ袋が有料化されて一番困るのは、どこで袋詰めればいいんだよ?ってとこ」
「レジ袋有料化で一番困ったの、店員さんがベストの大きさの袋を選んでくれないことだと思う」
商品購入時以外に、購入後にも「もやっと」ポイントがあるようだ。特に「万引き」は「スーパーで万引きらしき高校生を見ました(中略)レジ袋有料化の弊害ですね」との情報が寄せられていた。またレジ袋に商品を入れないと「買い物したこと」を失念するのか、「リュックに買ったサラダやらなま物入れたまま出すの忘れそうになる」というツイートも。食中毒リスクが特に懸念されるこの時期、気をつけたい。
女性からは「レジ袋がなくなると生理用品でさえ何にも包んでくれないのね」と困惑の声が上がっている。以前はコンビニやドラッグストアで購入すると、外から見えないよう紙袋や黒い袋に入れて渡してもらえることが多かった。レジ袋有料化に伴い「そのまま渡された」人が出てきている。エコバッグを持参しても「後ろに人が待ってる状態でマイバッグに納めるん精神的にきつい」と、別の悩みが噴出するようだ。
レジ袋欲しい時「大丈夫」と言わないで
小売店やコンビニのレジ店員たちからも、溜め息が聞こえている。レジ袋有料化を知らない客や、レジ袋を繰り返し使おうとする客との押し問答があるようだ。
「レジ袋で持って帰りたいけど買うの嫌だから無料で欲しいって言い続けてて、こっちの話聞いてくれなくて泣きそうになった」
「苦情。『レジ袋を買い、レジ係が袋詰めが終わった後、袋の口をセロテープで止めた』(中略)折角買った袋なので、また使うつもりだった。それなのにテープで傷ませないで欲しい。と。勘違いしているお客さんが多いですが、基本的にレジ袋は使い捨てです」
またレジ袋が必要かどうか、どんな聞き方をしても「大丈夫」と返されることが苦痛だとの嘆きも。不要を意味する「大丈夫」と、有料でも良いというニュアンスでの「大丈夫」、どちらにも受け取れるので「必要な時は大丈夫、じゃなく 下さいと答えてくれ~」と求めている。
時間が経てば、これらの「困り事」は解消されるのか、それとも......。