サンマ1匹6000円...もう買えない? 平成から令和で平均価格5倍に高騰

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   サンマが値上がりしている。複数のメディアが2020年7月15日に報じたところによると、この日の朝、北海道釧路市で流し網漁によるサンマの初水揚げが行われたが、極度の不漁。NHKは、店頭で1匹当たり約6000円の高値で販売されたと伝えた。

   食卓にもよく登場するサンマ、以前と比べて価格はどう変化したか。1989(平成元)年と2019(令和元)年で比較してみた。

  • サンマはどれくらい値上がりしたのか
    サンマはどれくらい値上がりしたのか
  • サンマはどれくらい値上がりしたのか

平成元年は10キロあたり平均価格680円

   全国さんま棒受網漁業協同組合が公表している「対比さんま水揚状況」を見てみよう。北海道・青森・岩手・宮城・福島・千葉などの水揚地域における、隻数、水揚数量(トン)、水揚金額(千円)、単価(円)が記録されている。

   まず1989年だ。北海道ではこの年、水揚数量が6万2081トン、10キロ当たりの平均価格は708円だった。岩手は水揚数量が3万7071トン、10キロ当たりの平均価格は677円。宮城は8万3174トン、678円となっている。

   各地域の総計、10キロ当たりの平均価格は680円で、700円を割っていた。

   2019年はどうか。北海道では水揚数量が2万1364トン、10キロ当たりの平均価格は3416円。獲れる量が30年前と比べておよそ3分の1に減り、価格が約5倍と大幅に高騰していることがわかる。

   岩手は水揚数量が8086トン、10キロ当たりの単価は3091円。宮城は9943トン、2786円と、北海道同様の現象が起きていた。各地域の10キロ当たりの平均価格は3160円で、平成から令和で5倍近くにまで値上がりした格好だ。

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