豪雨に強風で「運転見合わせ」全国に広がる 満員電車はさらに混雑、コロナ感染心配

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   大雨の影響で2020年7月8日、各地で電車の運転見合わせが起きた。7月4日から豪雨災害に見舞われている熊本県をはじめとした九州地方だけでなく、四国、中国、近畿、中部、関東、東北、北海道・・・探してみると運転見合わせや遅延発生は全国に広がる。

   台風発生時にも一部地域で電車の運行が止まる場合があるが、ここまで広範囲に渡るのは珍しいのではないか。

  • 全国の路線が雨風でストップ
    全国の路線が雨風でストップ
  • 全国の路線が雨風でストップ

北海道から九州まで雨風が猛威

   7月8日正午現在、JR北海道、JR東日本、JR西日本など鉄道各線の公式サイトで、雨や風の影響で全線もしくは一部路線で運転見合わせ、遅延している路線は以下の通りだ。

北海道:函館線、室蘭線
東北:常磐線、東北本線、水郡線、磐越東線、仙山線、仙石線、仙石東北ライン
北陸:大糸線、小浜線、越美北線(九頭竜線)、北陸本線
関東:吾妻線、武蔵野線、京葉線、烏山線
信越:中央本線、飯山線
東海:東海道線、中央線、高山線、飯田線、身延線など
中国:芸備線、岩徳線、山陽本線、呉線、可部線など
近畿:和歌山線、万葉まほろば線、関西線、湖西線、北陸線、琵琶湖線など
四国:予讃線、土讃線、予土線
九州:肥薩線、鹿児島本線、久大本線、日南線、長崎本線旧線、大村線、指宿枕崎線、日豊本線など

「土砂災害警報レベル3~4相当の地域」なのに出勤

   全国的に電車ストップ、あるいは遅れ。それでも出社した人たちの声が、ツイッター上に見られる。

「ひどい雨だった......けど、社畜なので電車が止まらない限りは出勤せねば......土砂災害警報レベル3~4相当の地域だけど...」
「電車遅延でぎゅうぎゅうになった満員電車で惰性で出社したー」

   車内の大混雑に遭遇し、新型コロナウイルス感染リスクに言及する人もいる。「南武線がソーシャルディスタンスのソの字すらない満員電車でコロナが減らない理由が分かりました...遅延してるからってこれは無い」、「大雨の影響で電車遅延→満員電車さらに混雑→コロナ感染確率UP→朝から疲弊」などだ。

   感染対策として窓開け運行をする電車が増えている。大雨ではさすがに難しいのではと思いきや、こんな報告が。

「雨降ってるにも関わらずコロナ対策で窓開けてるせいで電車の中で雨に濡れるという有様」
「電車の車内も大変 コロナ対策で窓を開けてるから、車内にも雨が入ってくる!」

   テレワークや在宅勤務制度を活用している人たちからは「こんな日はホント、テレワークでよかったと思う」と安堵のツイートが相次いだ。ただ「今までなら電車止まった、会社行けないから休みます。が、テレワークにします、になった。働き方改革の負の側面」と「休むチャンスを失った」ことを嘆く人もちらほらいる。

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