日用品および各種家電などを手がけるアイリスオーヤマ(仙台市)は、エアコン「ポータブルクーラー IPC-221N」を、2020年7月7日から全国の家電量販店およびホームセンターなどで順次発売する。
ドレン水を内部で蒸発、水捨ての手間省ける
施工業者による取付工事が不要で、エアコン配管穴がないため設置の難しい場所やキッチン、ガレージなどで一時的に部屋を涼しくしたい際にも便利に使える。
通常のルームエアコンは運転時に生じるドレン水を、ドレンホースを通して屋外へ排出する必要があるが、本製品は内部でドレン水を蒸発させる「ノンドレン方式」を採用し、水捨ての手間が省ける。
「冷風」運転と同時に換気もできるため窓を開ける必要がなく、外気の侵入による室温の上昇も防げる。このほか部屋干しなどに便利な「除湿」「送風」の両モードを搭載し、スポットクーラーとしても活用できる。
屋外排気用の3枚式窓パネルが付属。部屋の窓に設置して穴にホースを通せば、本体から排出される熱を屋外に排気可能。ホース穴以外の無駄な隙間がないため雨や虫などの侵入も防止する。760~1425ミリまで伸縮するためビス留めや切断などの加工も不要で、様々なサイズの窓に対応する。
設定温度は16~32度。「弱」「中」「強」3段階の風量切り替えが可能。ルーバーは上下手動。1~24時間の切・入タイマーを装備。排気ダクト長は約300~1200ミリ。リモコンが付属する。
市場想定価格は4万9800円(税別)。