持ち運べる暑さ対策グッズとして注目を集める「首かけ扇風機」。ネックファンとも呼ばれ、首に回して装着することから両手を使わずに涼を取れるのが魅力だ。
ただ使用の際は注意が必要になる。ツイッターには「首かけ扇風機をつけて仕事してたら盛大に髪の毛巻き込まれて危機一髪だった」など、トラブル報告がいくつか上がっている。髪はまとめたうえで使うのが望ましいが、中にはこんな人も。
まとめられない長さだと巻き込まれて「イテテ...」
「当時は髪が肩までつくくらいの長さで、縛るのは厳しい感じでした。内心ちょっと危ないとは思いました」
2019年夏ごろ、室内球場でプロ野球観戦中にネックファンに髪を巻き込んでしまったという愛知県在住のツイッターユーザーの談だ。取材に対して、使用したのはインターネット通販を介して約2000円で購入した商品で、使用時に髪を結ぶように注意を促すものは「特になかったと思う」とした。両手が使える点はとても良いが、「髪をファンに巻き込んで痛い思いをするうえ、その結果ファンの力が弱くなってしまう」という。
2020年は野球観戦をする機会がなく、新型コロナウイルスの影響であまり出かけていないためネックファンを使っていないそうだ。今後使う際は「帽子に髪をおさめたい」と答えた。
神奈川県在住の女性は散歩中にトラブルが起きたと話す。髪は一本に結んでいたが、長さの兼ね合いでまとめきれず、顔の横に流していた髪が巻き込まれた。「痛かったですが、すぐに取れました。突然だったので驚いた」という。中途半端に短い髪はヘアピンなどで留めることが大切だと気付いたそうだ。
いっそ「羽根なし」のネックファンも
このようなリスクを避けるには、先に紹介した「帽子に髪をおさめる」、「ヘアピンで留める」ほか、そもそも髪を巻き込む可能性がない「羽根なしのネックファン」という選択肢がある。
例えば、360度自由に角度が調整でき、ヘッドホンのように首にかけるだけで使える「FLEX 羽根なし首かけ扇風機」。スマートフォンアクセサリーなどを手がけるロア・インターナショナル(東京都新宿区)が6月29日18時、クラウドファンディングサイト「Makuake」でプロジェクトを終了させた。目標金額30万に対し、4000万超が集まり、発売が待たれている。