本田翼「急性虫垂炎」で緊急入院 10代、20代はご用心「痛すぎる症状」

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   女優の本田翼さんが「急性虫垂炎」のため入院していたことが2020年6月26日、報じられた。

   ツイッターには本田さんの体を案じる声のほか「痛すぎて泣きかけた」、「めっちゃ苦しかった」など、急性虫垂炎のつらさを知る人からの体験談が寄せられた。一般的に「盲腸」の呼び名で広く知られているこの病気、意外と知らないことも――。

  • 本田翼さん(2017年撮影)
    本田翼さん(2017年撮影)
  • 本田翼さん(2017年撮影)

小学生でも発症の報告あり

   滋賀県の彦根市立病院の公式サイトによると、発症のメカニズムはこうだ。

「お腹の中の右下あたりにある大腸の初めの部分を盲腸といいますがその下部から出る細い管状の突起した部分を虫垂といいます。この虫垂の内部に細菌が感染して炎症を起こした状態が急性虫垂炎です」

   もっとも多く発症するのが10~20歳代だが、幼児や高齢者なら大丈夫というわけではない。ツイッターに書き込まれた経験者たちの声を見ても「小1の時になり」「小6の時に #盲腸 手術しました」など、子どもの頃にかかった報告が複数ある。

   初期にはみぞおちや、へそ周りの痛みや悪心(おしん。胃のむかつき、吐き気を催すこと)、おう吐、食欲の低下などが多く見られるという。原因は、「虫垂の内腔が何らかの原因で詰まることにより2次的に細菌の感染をきたす」と考えられているが、詳細はいまだに解明されていないと説明がある。

進行していたら虫垂を切除する手術

   急性虫垂炎となった場合、どういう手順で治療が行われるのか。神奈川県横浜市にある長津田厚生総合病院の公式サイトによると、炎症が軽い虫垂炎の場合は「抗生物質の投与」、程度が進んでいる場合は「薬で治すことが難しく、外科的に虫垂を切除」という手段を取る。

   術後の経過も、虫垂炎の程度によって変わってくる。比較的炎症が軽ければ手術翌日から水分を飲み、ガスが出れば食事を開始。退院は手術後4~5日程度で可能になる。ただ炎症が高度で腹膜炎を起こしたり、合併症を生じたりした場合は退院まで更に時間がかかるようだ。

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