マスクはここ最近、通販サイトでは値崩れが起き、東京・新大久保では大量の在庫が安値で売られている。J-CASTトレンドでも何度か報じてきた。
街の薬局やスーパーにもマスクは徐々に戻ってきたが、その価格はどうなっているか2020年6月24日~25日に、首都圏の複数の店舗で調べた。
「高いね」と言って購入せずに去った
6月24日夜に記者が東京都板橋区の薬局を調査すると、「マスク在庫豊富にございます!!」と書かれた張り紙があった。2、3か月前には想像できなかった光景だ。見つけた商品は中国製で、50枚・税込み2618円、1枚あたり52円。マスク3~10枚の袋入り商品は1人3点まで、箱マスクは1点までと購入制限はあったが、人が群がる様子はなく、数は十分あった。箱マスクを手に取った女性は、「高いね」と言って購入せずに去った。
25日午後には神奈川県川崎市のスーパーを別の記者が調査。小売り大手「イオン」系列のスーパーでは、50枚入りの箱が3278円で売られていた。1枚66円だ。別の大型スーパーでは、山積みの箱マスクが。50枚2189円で、こちらは1枚44円となる。販売されている店によって、価格に差がある。
千葉県内のスーパーやディスカウントストアで、箱マスクが1900円前後との情報も。品数はいずれも潤沢で、売り場を素通りする人がほとんどとの話だった。