東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが、2020年7月1日に運営を再開する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月29日から臨時休園していた。
ツイッターは再開を待ち続けたファンたちの歓喜であふれかえっている。ただ運営元のオリエンタルランドは6月23日に公式サイトで、当面の間は日付指定のあるチケットを事前にオンライン上で購入した人のみが入園できると発表した。年間パスポート(年パス)、再来園パスポートなどでの入園はできない。これらを所持する人からは溜め息が聞こえている。
有効期限延長や払い戻しを予定
「こりゃ当分ディズニーにはいけないな......年パス不遇ってそりゃないぜ......」
「ディズニー再開嬉しいけど、年パス入れないって???ほんと??まじ?なんのための年パス?」
ツイッターの声の一部だ。6月23日現在、2パーク年間パスポートの「大人・中人(中高生)」価格は9万9000円。通常ならパスが使えるはずだが、再開後は入園チケットを買わねばならない。年パスを購入し、足繁く通っていたファンにとって今回の決定は複雑な心境のようだ。
オリエンタルランド広報に「事前チケット購入制かつ年パスでの入園不可」とした理由を取材すると、「ゲストの安全に配慮することを第一に、パーク内外での混雑度を把握し、コントロールするため」との答え。新型コロナウイルス感染対策としてやむを得ない措置のようだ。年パス保有者で希望する場合は、「有効期限の延長」もしくは「払い戻し」対応を予定している。延長期間や払い戻しの金額は、「現時点では未定」だ。
年パス所持者のみが対象の「抽選」がある
ただ、年パス所持者にはある種の「優遇措置」が設けられる。「年パスで入園できない期間中の、抽選による入園システム」が、それだ。 これは「全ゲストが対象となる『事前のチケット購入』枠とは別の、年パス所持者のみが利用できる抽選」と広報担当者は説明した。抽選に際し、行きたい日を指定できるのか尋ねると、
「現状では未定です。準備が整い次第、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトで詳細をお知らせします」
との答えだった。