耳にかけないで着用できるマスクが開発された。ヒモが無く、テープを貼って使用する。
企画・販売を行うearch(東京都渋谷区)の、「salone de mask(サロン・で・マスク)」だ。2020年6月22日現在、予約を販売サイトから受け付けている。
透けるタイプとカバータイプの2種類
全国の美容室やヘアサロンに向けて、新型コロナウイルスの感染予防をサポートする目的で開発された。一般的なヒモ付きマスクの場合、シャンプー時にヒモが濡れたり、耳周りの髪をカットする際にハサミがひっかかる危険性があったりする。また、美容師は客の顔の輪郭や目・鼻・口のバランスを見ながら最適なヘアカットを行うため、マスクで顔半分が隠れた状態ではそのバランスが確認しにくいという。
同製品は、マスクのヒモの代わりに、皮膚に優しい医療用の両面テープを顔に固定して着用する。マスクは薄い不織布で作られており、透けているタイプと、客が自分のマスクをはめて使えるカバータイプの2種類がある。
透けているタイプは、客の顔全体を見ながらカットできるため美容師にとっては非常に便利だ。カバータイプは、薄い不織布で作られたカバーにマスクをはめれば、ヒモなしで着用できる。より安心、安全にサービスを受けたい客向けとのこと。いずれもフリーサイズ。
両タイプとも5枚組、10枚組、50枚組があり、価格はそれぞれ1100円、1650円、6600円(いずれも税込)。送料別。透けるタイプは20年7月頃から、カバータイプは6月末から、生産次第順次発送予定とのこと。
なお、同商品は両タイプとも使い切りタイプで、洗濯などによる再利用はできない。