ユニクロの「エアリズムマスク」が発売された2020年6月19日は、買い求めようとする多くの人が各地の店に行列を作った。ツイッターでは「ユニクロ」「エアリズムマスク」という単語がトレンドワード入りした。
各店舗で完売が相次いでいると聞き、J-CASTトレンドでも午前中に横浜市のユニクロ2店舗へ向かった。そこで見た光景は――。
あまりにも行列が伸びて整理券配布
まず向かったのは、居酒屋や飲食店が多く立ち並ぶ商店街に面した店舗。記者が訪れたのは11時40分ごろだったが、店頭にはすでにエアリズムマスク品切れの張り紙があった。従業員に話を聞くと、「朝の9時に販売開始して、30分ほどで完売してしまいました」という。
「朝の6時ごろからすでに並んでいました」
次に足を運んだのは、1店舗目よりも規模が大きい、大型ショッピングモール内の店だ。同じくすでにマスクは完売しており、行列は解消されていた。店頭の従業員は、「スタッフが出社した午前8時ごろには、すでに店頭に長蛇の列ができていました」とのことだった。
あまりにも行列が伸びてしまっていたので、朝10時前から整理券を配り始めたと、その従業員は続けた。その整理券も、11時の開店前には全て配り終えてしまったという。
開店前に勝負あり――。記者が到着した時刻では、手に入るはずもなかった。
大勢が並ぶ様子に「密」を心配
各地での完売をうけて、ツイッター上では、「起きるの遅すぎて買えなかった」、「9時に着いて整理券貰いに行ったら、早朝から並んでた客に全てくばり終えてしまったとの事...」と、購入できなかったユーザーの嘆きの声が挙がっていた。
目立ったのは「朝6時から並んでた」や「朝5時6時から並んでる人もいたとか」など、早朝から並んでいた様子を示すツイートだ。記者が確認した限り、数多く見られた。
一方で、各店での行列に、
「めっちゃめっちゃ密やん」 「クラスターにならないと良いけど」 「ユニクロのエアリズムマスク販売に長蛇の列、ってだいぶ密だな...本末転倒感が」
など、不安の声も挙がっていた。