ふるさと納税の返礼品として、マスクが急増しているようだ。ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(東京都目黒区)が2020年6月16日、明らかにした。
地域ならではの素材を使った品から、地域の支援につながる夏向けマスクなど、自治体や事業者の相違工夫によって生まれた様々なマスクが登場している。
夏向けに肌触りの良さ、通気性に優れたつくり
徳島県鳴門市の返礼品は、「【夏用】足袋屋が作る洗える布マスク(Mサイズ4枚セット)」。国内有数の足袋の産地であることを生かし、足袋に使用する肌触りの良い生地を使用。職人が一枚一枚丁寧に縫い上げた布マスクだ。接触冷感機能・UVケア機能も備えた生地で、暑い夏でも快適に着用できる作りだという。手洗いで繰り返し使うことも可能。
寄附金額は1万円以上で、返礼の対象は鳴門市外在住者のみとなる。
大阪府泉大津市の返礼品マスクは、市内のメーカー・大津毛織が提供する夏マスク「保冷剤装着できる洗って使える和紙3D立体構造」。
和紙を細長くスリット状(細いテープ)にしてポリエステル繊維に巻き付けており、肌に触れる表面はほぼすべて和紙。毛羽立ちにくく、汗をかいてもチクチク感が少ない。3D立体無縫製構造なので、顔にフィットしやすく着け心地も快適だという。さらに下顎部には5センチメートルほどの隙間があり、中に市販のガーゼや小さな保冷剤を入れることもできる。
寄附金額は1万1000円以上。
神奈川県鎌倉市では、「Moanaオリジナル夏マスク(3枚入)」が返礼品となっている。素材は麻100%で、熱を逃がしひんやりとした肌触り。通気性に優れて丈夫なほか、乾きも早いので洗って何度でも使いやすい。
申し込み期日は2020年8月31日まで。
寄附金額は1万2000円以上。