すしレストランチェーン「スシロー」を展開するあきんどスシロー(大阪府吹田市)は2020年6月17日、年に一度の「スシロー創業祭」第3弾「三大まつり」を開催。期間限定のネタ10種を発売する。
発売に先駆け、6月11日にスシローBIGBOX高田馬場店(東京都新宿区)で記者向け試食会が開かれた。「どでかネタ祭」4種、「Wネタ祭」3種、「てんこ盛り祭」3種のうち、記者は「どでかネタ祭」2種と、「Wネタ祭り」「てんこ盛り祭」をそれぞれ1種ずつ試食した。
なかなかシャリまでたどり着かない
まず口にしたのは、「どでかネタ祭」の「大切り中トロ」。一番人気の中トロを通常よりも大きめに切った一品で、マグロ好きな人も納得のボリューム感だ。
次に「ジャンボかにカマ天にぎり」。まず目を引くのは、その大きさ。シャリの上に乗ったかにカマ天の長さは皿の直径を超えるほどで、箸で切り分けるのも一苦労だ。ネタの大きさを生かし、しょうゆや甘ダレなど様々な味付けで食べ比べることもできる。だが記者が一番おいしいと思った食べ方は、「何も付けずにそのままかぶりつく」だ。
次に食べた「Wネタ祭り」の「倍盛りコーン」は、甘みが強いスイートコーンを特製マヨネーズと和えた人気ネタを倍盛りにした。発表資料によると、素材のトウモロコシは毎日店舗でゆで上げているなど、こだわりの一皿なのだという。
そして「てんこ盛り祭」の「ローストビーフマウンテン」は、その名の通りシャリの上に山のようなローストビーフが盛られた一皿。外側からはほとんどシャリが見えないほどの量のローストビーフは、グレービーソースと山わさびで甘辛く味付けされている。記者が実際に試食したときは崩さないように上の肉から順に食べていったのだが、なかなかシャリまでたどり着かなかった。
外食できなかった人たちを笑顔に
今回試食した4種類も含め、「三大まつり」の期間限定商品10種類は、どれもその一皿だけでも十分に満足できるサイズ・量だったが、価格はリーズナブル。試食会でメニューの説明に当たった担当者は、
「『ネタを薄く切って儲けるぐらいなら、損をしてでも厚く切れ』という創業当時からの職人気質な理念に基づき、今回も大ボリューム、低価格での提供とさせていただいています」
と説明。「新型コロナウイルスの影響もあって満足に外食もできずにいた人たちに、少しでもスシローのすしで笑顔になっていただけたら」と、新商品にかける思いを語った。