カラーやパーマ、グレイヘアを受け入れる団体もある
ただ寄付できる髪には「条件」がある。JHD&Cの場合、(1)31センチ以上の長さがあること、(2)カット時に濡らさず、完全に乾いた状態であることなどだ。これまでは31センチよりも短い髪の寄付も受け付けていたが、6月1日以降は受け入れを停止している。同法人が提供する「メディカル・ウィッグ」製作に使えないためだ。
「JHD&C 以外にも髪の寄付を募っている団体があります。髪をどんな用途に使うかによって長さや『パーマ・カラーNG』など規定や条件が変わってくるのですが、別の団体の案内を見た人が間違ってJHD&Cに髪を送付してくることが時折あります。31センチ程度に伸ばすには2年くらいかかるので、努力を無駄にしないよう各団体の情報を確認してほしい」(渡辺代表)
なおJHD&Cはカラーやパーマ、ブリーチをした髪、クセ毛やグレイヘアでも受け付けている。年齢や国籍、性別、髪色、髪質も問わず、軽く引っ張っただけで切れてしまうほどの極端なダメージがなければ大丈夫だ。