コロナで外出自粛中に伸びた髪を役立てませんか 寄付殺到「ヘアドネーション」

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   外出自粛の間に伸びてしまった髪の毛。ただ切って捨てるのではなく、「ヘアドネーション(髪の寄付)」に役立ててはどうだろうか。寄付された髪の毛は、病気や不慮の事故などで頭髪を失った人のためにウィッグとして使われ、無償で提供される。

   ツイッターには「髪が重くて肩こりが酷い。でも新型コロナ、まだまだ油断出来ないし...いっそヘアドネ目指すか」、「コロナ騒ぎで近所の美容院があかなくて髪が伸びっぱなし、いっそ寄付しよう」との投稿が見つかる。実際に新型コロナウイルス流行前後で、髪の寄付申し出の数に差は出ているのか。Japan Hair Donation & Charity(通称JHD&C/ジャーダック)に取材した。

  • Japan Hair Donation & Charity(通称JHD&C/ジャーダック)公式サイト
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「置き場所がなく、開封する余裕もない」ほどに

「新型コロナの影響で2月18日から5月25日まで事務局を閉鎖し、寄付の受付を一時休止していました。コロナ前は1日平均で300ほどあった寄付件数が、受付を再開したての頃は1000に増えました。今は少し落ち着いて、毎日500~700件くらいの寄付をいただいています」

   JHD&C代表・渡辺貴一氏は取材に対しこう答えた。同団体は寄付された髪だけで作った「メディカル・ウィッグ」を、頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人だ。もともと多くの寄付が寄せられていたが、現在は「置き場所がなく、開封する余裕もない」ほどの髪が日々届くため、"嬉しい悲鳴"状態。寄付は今後も引き続き歓迎だという。

   髪を送る場合は、JHD&Cの活動に協力している「賛同サロン」か、普段通っている「行きつけのサロン」で予約時に「ヘアドネーションがしたい」と伝え、髪を切って「ドナーシート」に記入し、返信用封筒を用意したうえで発送すればよい。詳細は公式サイトに説明がある

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