IoT活用して遠隔学習・遠隔診療がスムーズに 新しい暮らしを提案「コンセプトハウス」

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   住宅総合メーカーの大和ハウス工業(大阪市)は2020年6月6日、戸建分譲住宅地「セキュレアシティ藤沢・翼の丘」(神奈川県藤沢市)で、IoT(モノのインターネット)を活用した「コンセプトハウス」をオープンした。

   「自宅で仕事や教育、買い物など多岐に渡ることをしなければならない」というこれからの生活変化を見据えて、IoTの活用で距離や時間の課題を解決するサービスのモックアップ展示や実証実験を行う。

  • 壁二面がスクリーンになる「(仮称)α-rium」
    壁二面がスクリーンになる「(仮称)α-rium」
  • ダイニングの「(仮称)α-board」(写真左)で、家族間のコミュニケーションを促す
    ダイニングの「(仮称)α-board」(写真左)で、家族間のコミュニケーションを促す
  • 「(仮称)α-board」上の情報は、タブレット端末などで外部からでも確認・操作できる
    「(仮称)α-board」上の情報は、タブレット端末などで外部からでも確認・操作できる
  • 「コンセプトハウス」の外観
    「コンセプトハウス」の外観
  • 「血流認証式電気錠」。最大で指20本分の血流パターンを登録できるという
    「血流認証式電気錠」。最大で指20本分の血流パターンを登録できるという
  • モーションセンサーで現在の健康状態などを表示する「IoTミラー」
    モーションセンサーで現在の健康状態などを表示する「IoTミラー」
  • AIアシスタント機能を持った自律走行ロボット「temi」
    AIアシスタント機能を持った自律走行ロボット「temi」
  • 壁二面がスクリーンになる「(仮称)α-rium」
  • ダイニングの「(仮称)α-board」(写真左)で、家族間のコミュニケーションを促す
  • 「(仮称)α-board」上の情報は、タブレット端末などで外部からでも確認・操作できる
  • 「コンセプトハウス」の外観
  • 「血流認証式電気錠」。最大で指20本分の血流パターンを登録できるという
  • モーションセンサーで現在の健康状態などを表示する「IoTミラー」
  • AIアシスタント機能を持った自律走行ロボット「temi」

家庭内コミュニケーションにもつながる機器

   ハウス内では、実際に様々なIoT機器の体験が可能だ。例えばリビングの一角に作られた部屋には、縦200×横250センチの2面巨大プロジェクター「(仮称)α-rium(アルファリウム)」が設置されている。壁面全体を使う大画面を生かしたシアター機能に加えて通信機能も備えており、テレワークや遠隔学習・遠隔診療といった新しい暮らし方を提案する。

   ダイニングに設置された大画面タッチパネル「(仮称)α-board(アルファボード)」では、室内のIoT機器や電力の使用状況が確認できるほか、制御インターフェースとしても利用できる。カレンダーやホワイトボード機能を備えており、家族で大画面を見ながら予定を立てるなど、家庭内でのコミュニケーションの活性化につながるとのことだ。

   このほか、体温・血圧といった簡単な健康状態や天候などの情報を瞬時に表示する「IoTミラー」や、指の血流パターンを登録・認識させることで開錠できる「血流認証式電気錠」などがある。

「『新しい暮らし』に即したIoT空間を」

   大和ハウス工業の「コンセプトハウス」担当者らはJ-CASTトレンドの取材に、「まだまだ検証すべきことや課題が多いので、今後も実用に向けてより一層の最適化を目指します」とし、こう意気込みを語った。

「室内のIoT機器と連動する専用アプリの脆弱性テストといった、セキュリティー面のアップデートを随時行っていく予定です。また、居住者の皆さんが本当に必要としている機能は何なのかといった部分も吟味し、今後も大和ハウス工業として『新しい暮らし』に即したIoT空間を提案していきます」

   オープン期間は2020年9月30日までの予定。

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