卸売業などを手掛けるヒロコーポレーション(福岡県北九州市)は2020年6月2日、三層構造不織布マスクの一般小売店向け販売を開始した。
1箱50枚入りで、1箱あたり980円という価格。翌6月3日には早々に完売したが、同社はJ-CASTトレンドの取材に対して、今後も同様のマスク販売を行う意向を示した。
「安定した不織布マスクの確保が可能」
取材に答えたヒロコーポレーション広報担当の矢野和宏さんは、「新型コロナ騒動以前から、多くはないがマスクの輸入・卸売を行ってきました」と話し、こう説明した。
「コロナ以前から取引があった中国の工場に協力してもらっているので、安定した不織布マスクの確保が可能となっています」
50枚980円という価格での販売については、「いまだマスクが不足している地域に少しでも供給したいという考えのもと、販売による利益をほとんど求めない姿勢で行っています」とのことだった。
価格は全て税抜き。送料別。販売は、日用雑貨などの仕入・販売を手掛けるイトウ(福岡県北九州市)の協力のもと、専用の販売サイトにて行われた。
ヒロコーポレーションの発表資料によると、6月3日の時点ではすでに予定していた出荷数は完売している。矢野さんは取材の中で、
「再発売の具体的なめどは立っていないが、今後も準備が整い次第販売を続けていく予定です」
とコメントした。