ファーウェイ・ジャパンは2020年6月2日、最新のスマートフォン(スマホ)旗艦モデル「P40 Pro 5G」をはじめとする最新製品の発表会をオンラインで行った。
冒頭、同社で10年間にわたり日本市場を担当してきた日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏が中国本社への異動に伴い退任すると発表。後任となる楊涛(ヤン・タオ)氏が呉氏と代わり、英語で会見を始めた。
「スマホ業界最大のカメラセンサーを搭載」
楊氏はまず、同社の2020年第1四半期の業績を振り返った。売上高は前年同期比1.4%増の1822億元(約2兆7569億円)、また調査会社IDCのリポートを引用し、世界市場におけるファーウェイのスマホの出荷台数が2位、タブレット型PCは同3位だったと説明した。
続いて、スマホ「Pシリーズ」の最新旗艦モデル「P40 Pro 5G」を発表。「スマホのカメラ機能を新しいレベルにまで押し上げることができました」と述べた。「Pシリーズの集大成」と位置付ける機種だ。アウトカメラはクアッド(4つ)で、約5000万画素の広角カメラ(F値1.9、光学手ブレ補正機能)をはじめ、約4000万画素の超広角カメラ(F値1.8)、約1200万画素の望遠カメラ(F値3.4、光学手ブレ補正機能)、3D被写界深度カメラ(3Dデプスセンシング)の構成だ。
ファーウェイ・ジャパンの阿部崇氏は、「薄いボディーにスマホ業界最大のカメラセンサーを搭載」と説明。高い画像品質や、光量の低い環境下での低ノイズを実現する。また「AI(人工知能)撮影でも業界の最先端を走っています」とも。動物の表情や夕方の撮影、ポートレート、光の少ない環境といった撮影で、ディテールまで鮮やかな写真に仕上げる。望遠カメラは、遠くの被写体もくっきり写し出す。
AIの能力を最大限に生かす「ゴールデン・スナップ」機能では、1度の撮影で複数の写真を撮り、その中からベストの1枚を選び出す。写真に入っている通行人を違和感なく除いたり、ガラス越しに写した際の写り込みを除去したりすることも可能。
インカメラは、約3200万画素(F値2.2、オートフォーカス)で、4K動画も撮影できる。