エンターテイメント分野で幅広い事業を手掛けるツインプラネット(東京都渋谷区)は、かぶると顔が見えないキャップ「3891」(ミエナイ)を2020年5月25日に発売した。
ツバが長くて広く、頭がすっぽりと隠れるクラウンの深さが特長。新型コロナウイルスの影響で在宅が長引く中、近所へ出かけるのにわざわざメイクしなくても出歩けそうだ。
「すっぴんを見られたくない」という声を受けて開発
ファッション性が損なわれないよう、数センチ単位で何度も試作を重ね、ツバ9.5センチ、クラウン17センチの「黄金バランス」を導き出した。広報担当者に取材したところ、普通のキャップよりもツバが広いが、前を見て普通に歩く分には視界良好とのこと。
男女兼用で、どんな人にも使ってもらえるよう、デザインはあえてシンプルにしたそうだ。キャップには上質な素材「コットンツイル」を使用、ベルト横にはワンポイントとして牛革のタグがついている。
外出自粛の長期化で、以前のようにしっかりメイクをして出歩く機会が減っている。担当者によると、コンビニでの買い物や犬の散歩などで少し外出する際にも「すっぴんを見られたくない」というリクエストを受けて、顔が見えないキャップを開発、1か月も経たずに商品化したそうだ。
また、コロナ禍でも有名人が週刊誌やSNSでプライベートを激写されるケースが相次いでいる。ツインプラネットは芸能事業も手掛けているが、キャップには週刊誌対策を兼ねた「遊び心」の意味もあるという。
「お騒がせタレントのような方に使っていただけたら面白いかな、と思います」
カラーはブラックとベージュの2色展開。価格は3891円(税別)。自社の公式販売サイトから購入できる。
担当者は、「3891」シリーズとして今後も一ひねり加えた商品を手掛けていきたい、と話した。