ユーチューバーのヒカキン(HIKAKIN)さんが2020年5月21日に立ち上げた「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」。開始から3日ほどで、寄付金の総額が2億円を突破した。
緊急事態宣言解除後も「油断はできません」
「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」は、非営利団体「Yahoo!基金」と協力して開設されたもので、ヒカキンさん自身が1億円を寄付し話題になった。開設後は、同じくトップユーチューバーのはじめしゃちょーさんも1000万円の寄付を報告。SNSでも著名人や若者をはじめ、大勢が情報を拡散し、約18万人が募金に協力した。
ヒカキンさんは、20年5月25日に自身のユーチューブチャンネルで動画を公開し、寄付や情報拡散の協力者に感謝した。
冒頭、「18万人っていう方に協力していただけたことが、本当にうれしいです」と話したヒカキンさん。「こういう時の助け合いっていうのは、みんなで一丸となって助け合うことが大事なんだなと。そう感じました」と続けた。
ユーチューバーとネットの本気を出し切りたい、と意気込んでスタートし、「たった3日で実現したな、と感じています」と喜びの表情を浮かべた。
5月25日、緊急事態宣言が全面解除となり、外出自粛も今後緩和されていく見通しだ。しかし、ヒカキンさんは「これからも油断はできません」と話す。同時に、
「患者さんが一人でもいるうちは、そこで危険を顧みず命をかけて治療を続けてくださる医療従事者の方がいらっしゃいます」
と、引き続き支援を呼びかけた。
5月26日午後の時点で寄付金は2億1000万円を超えており、募金人数も19万人に到達しようとしている。募金は20年6月30日まで受け付けるとのこと。