緊急事態宣言解除も「満員電車耐性」なくなった 在宅勤務定着で出勤再開憂うつ

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50代男性「長年の不快な通勤に慣れてしまっている」?

   ビッグローブが2017年に全国20~50代の社会人男女800人を対象に行った「通勤に関する意識調査」に興味深いデータがある。「混雑した通勤電車に乗っていられる時間」について、「30分以内(5分以内、15分以内含む)」と回答した人が全体の8割にのぼっているのだ。「混雑を気にしていない」のはわずか1.8%しかいない。満員電車への嫌悪感が読み取れる。

   また同社は、特に50代男性が「長年の不快な通勤に慣れてしまっている」と分析している。通勤電車について混雑や移動時間の問題が回避できる場合、「現状の仕事への幸福感は高まるか」という質問結果が根拠だ。年代別に見ると、若年層ほど通勤電車の快適さと幸福感の因果関係が大きく、20代男女はともに「幸福感が大きく高まる」、「幸福感が高まる」と回答した人が70%だった一方、50代男性では「幸福感が大きく高まる」と回答した人が9%に留まったためだ。

   緊急事態宣言が解除されても、「3密」を避けての通勤が望ましいことに変わりはない。「ラッシュアワー」は戻ってきてしまうのか――。

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