ゲームしている後ろ姿を見るだけでムカつく
小学1年と4年の女児の父親は、娘の学校の宿題や体操など、やることと時間を毎日決めて一緒に取り組んでいる。しかし、子どもが飽きてきて時間が守れないとつい叱ってしまうという。また、姉妹げんかが増え、仲裁しているつもりが感情的になることも。叱る回数は「増えてきた」。一方で「出来るだけ楽しく、ゲーム感覚でできるよう心掛けてはいます」。
小学6年男児の母親も、叱る回数は「増えた」。在宅勤務をしながら息子の食事の用意や勉強を見ることに疲れ、「(子どもが)何をしていてもむかつく」と本音をこぼした。「私のイライラが子どもにも伝わって、口げんかすることも多い。怒鳴りそうになったらその場から離れて、落ち着いてから会話をするようにしている」。
高校1年生の子を持つ母親は、「最近はゲームしている後ろ姿を見るだけでムカつきます。イラつく回数も圧倒的に増えました」と明かした。本来なら学校に行っているはずなのに、この子はなぜ家にいるのか、と腹が立つそうだ。だが些細なことで叱るのは、気持ちとしてはつらいという。
叱る回数が減ったという母親も。中学3年生の男児と共に過ごす時間が長くなり、以前より会話が増えた。「お互い歩み寄っている感じ。こちらから積極的に話をするように意識し始めてから、結構笑うようになった気がします」。