バターが品薄のようだ。ツイッターには「スーパーに行ったら、バターが1個も無かった」「クッキー作りたかったのに、バター切らしてるしスーパーにも無かったな〜」といった書き込みが確認できる。
新型コロナウイルスの影響から家で過ごす時間が増え、菓子作りや料理をする人が増加していることが原因のようだ。
東京、埼玉、神奈川、京都、滋賀で調査
J-CASTトレンドでは、5月17日から19日に東京都、埼玉県、神奈川県、京都府、滋賀県にある複数のスーパーでバターの販売状況を調べた。
5月18日夜の都内のスーパー2店舗では、マーガリンは商品棚にあったがバターは売っていなかった。どちらも大規模店ではないが、普段は複数のメーカーのバターが棚に並んでいる。同日夜に調査した埼玉のスーパーは大型店、周辺は住宅街で普段から家族連れの客も多い。チューブ型のバター入りマーガリンは複数店頭に並んでいたが、売り切れ寸前だった。神奈川の大手チェーンでは17日、バターは店頭で確認できなかった。
京都のスーパーでも17日は品切れだった。滋賀の大型ディスカウントスーパーでは18日午前、有塩バターはあったが、無塩バターは品切れが続いているようだった。しかし、マーガリンは大量に陳列されていた。
記者は18日に訪れた都内のスーパー1店舗を19日午後、改めて訪問。プライベートブランドのバターが入荷しており、棚に並んでいた。確認した時点で残り2箱ほどだった。また、前夜はなかったチューブ型のバター入りマーガリンも陳列されており、こちらは8点ほどあった。
ツイッターには、
「バター品切れでどこにも売ってねー 品薄なのは全国的?・・・東北や宮城だけ?」 「バターはうちみたいな九州のド田舎でも品薄になってるぜ...」 「北海道なんですが ホットケーキミックスはほぼ消えてます。バターは品薄程度です」
といった報告がある。品薄状態は全国的に発生しているようだ。
「北海道ですが、バターは普通に売ってますよ」「バター個数制限なく売ってた」という書き込みもあるが、少数だ。
原料である生乳は十分に供給
農林水産省は20年5月18日に公式ツイッターで、「家庭でお菓子やお料理を作る機会が増え、一時的に一部の店頭において家庭用乳製品が品薄・欠品しており、ご不便をおかけしております」と投稿。続けて、「原料である生乳は十分に供給されており、乳業メーカーは家庭用乳製品を最大限増産し、日々、スーパー等に向けて出荷しています」と、説明した。
なお同省は公式サイト上で、バターをはじめとする牛乳、乳製品を取り扱う通信販売サイトを紹介している。リスト化されており、各サイトでどの製品が販売されているかがわかるようになっている。