地震多発...今、被災したら 新型コロナ対策「3密回避」避難所でどうやって

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状況に応じて「避難所に行かない」も選択肢

   一方、新型コロナウイルスの感染が拡大している現在、避難所では「密閉」「密集」「密接」の3つの「密」が不安だ。この点、千葉市が20年5月1日に公開した新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針で、基本的な考え方として、第一に避難所の過密状態の防止を挙げている。

   具体的な対策法は次の通り。災害が発生した際、市側はまず避難場所に収容しきれない状況や安全性から判断し、自宅にとどまる「在宅避難」または親族や友人宅への避難を優先するように周知する、とある。被災者にとっては「避難所に行かない」も、状況によっては選択肢となるわけだ。

   避難してきた被災者が車中泊する場合は、エコノミークラス症候群対策として避難所内の情報掲示板に注意喚起のチラシを掲示する。

   避難所においては、十分な換気に努め、避難者の居住スペースを可能な範囲で広く確保する。また、飛沫が飛ばないよう、避難者同士の間隔を2メートルほど確保する、としている。もし感染が疑われる避難者を一時的に避難所内に待機させる場合には、可能な限り個室の専用スペースとトイレを確保する。それが難しい場合には、パーテイションで区切るなど工夫する。

   避難者も、感染拡大を防ぐ努力が必要なのは言うまでもないだろう。

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