荒れを演出するのはこの馬だ
カス丸 ふーん、レシステンシアも完璧じゃないきゃすう?ところで、荒れるレースには穴馬が必要だじぇい。今年はどういう馬がいるきゃすう?カスヨさんの単穴▲ルフトシュトロームは爺も押さえ△だじぇい。
カスヨ ルフトシュトロームは3戦3勝の無敗馬よ。すべて1600mを使われてきていて、輸送は関東・美浦所属なので問題ないわね。多頭数のレースも新馬戦と前走NZT(GII、中山、1600メートル)で経験済みだし、前につけても後ろからでも競馬ができる自在性があるところが魅力だわね。鞍上は昨年旋風を巻き起こしたダミアンちゃん(D.レーン騎手)だからヘタをうつことはまずないわ。あと、穴をあけるとしたら第一にシャインガーネットね。前走ファルコンステークス(GIII、中京、1400メートル)では差し切り勝ち。たしかに距離延長組は良績がないんだけど、3走前は東京1600mで勝っているからコース経験があるところがプラス材料ね。それとストーンリッジね。この馬は1戦1勝で臨んだきさらぎ賞(GIII、京都、1800メートル)で2着よ。前走は毎日杯で6着だったんだけど、末脚が魅力的だから広い東京なら一発があるかもよ。
ガジュマル爺 わしはまずラインベックじゃ。東京は左回り。この馬は、左回りのマイル戦で2勝(いずれも中京競馬場)しとるんじゃ。GIは、暮れの中山・芝1800メートルのホープフルステークスと前走の皐月賞(2000メートル)で、4着、15着と冴えなかったが、血統は「超」のつく良血。父がディープインパクト。母は2010年の牝馬3冠を制したアパパネ。おまけに馬主も、その両馬を所有していた金子真人ホールディングス。得意の左回りのマイル戦に戻れば、1発があるぞ。それとギルデッドミラーじゃな。この馬は、前走のアーリントンCで2着。6戦2勝、2着2回で掲示板(5着)を外したことがない堅実ぶりじゃ。敗れた4戦も、マルタ―ズディオサ(チューリップ賞勝ち)、ヴェルトライゼンデ(ホープフルS、スプリングSともに2着)、サトノインプレッサ(毎日杯勝ち)、タイセイビジョン(アーリントンC勝ち)と春のクラシックをにぎわす馬ばかりじゃ。相手なりに走るタイプということで、こういうのがGIの舞台で2着、3着に飛び込んでくるんじゃ。
カス丸 うーん、いろいろいるけど、ここは絶好の内枠に入ったレシステンシアが本命◎だじぇい。