新型コロナウイルスの影響で、政府はゴールデンウィークに帰省を考えている人に、地方への移動はせず「オンライン帰省」を呼びかけている。
オンライン帰省とは、離れて暮らす家族や親せきとビデオ通話などを活用して会話し、実際には会えないが帰省した気分を味わうものだ。
秋元才加「テレパシー帰省するつもり」
女優でタレントの秋元才加さんは、2020年4月27日にツイッターで今年のゴールデンウィークについて、
「ん、私? 私ならGWはテレパシー帰省するつもりだけど、皆はどう?」
と投稿した。
これに対しリプライ欄には「幽体離脱帰省かな~」「わたしもテレパシー帰省とテレパシー旅行するわ」「千里眼帰省するつもり!」など、オンライン帰省ならぬ様々な「帰省術」が寄せられた。
実際には移動を自粛しても、せめて帰省した気分だけでも味わいたい人は多いだろう。J-CASTトレンドは、首都圏在住で20代の地方出身者6人に、帰省について聞いた。
もともとゴールデンウィークに帰省する予定だったのはこのうち3人だが、両親が東京へ来て家族旅行する予定だった人もいた。帰省の予定がない男性は、20年3月の3連休に実家に帰省したが、その後新型コロナウイルスの感染者が増加しゴールデンウィークは「もう帰れないと思った」と話した。
「帰れないとなってからは実家が恋しくて」
オンライン帰省を考えるのは、6人中4人。実はすでに経験したという人が、こう話した。
「仕事が終わってから、夜に親とテレビ電話でほぼ毎日オンライン帰省しています」 「何週間か前にゴールデンウィーク帰れないとなってからは実家が恋しくて、毎日テレビ電話で帰省してます。おばあちゃん、おじいちゃんとも前より連絡を取るようになりました」
連休を待たずに、親との連絡や祖父母とのテレビ電話の機会を増やしているようだ。ゴールデンウィーク期間に家族や友人とSNSで会話をすると思う、と答えた人も多かった。
一方で、そもそも両親がスマートフォンを持っていないので不可能だという人も。代わりにこの1か月は、固定電話を通じて数回話しているそう。電話で安否確認はできるのでそれでいい、といった様子だ。